郊外へお出掛けなのだ


奥多摩〜丹波山村


 じっと目を閉じていると肩の辺りから“何か”が揮発していくようだ。毎日楽しく過ごしているつもりだったが、それなりのカタマリが積もっていたようだ。温泉はココロも軽くなるのだなあ。
 後ろ髪を引かれる思いで湯船から上がる。ジャグジーがほんっとに良かったのだ。でも露天も楽しみたいから引き戸を開けて外へ。こっちは普通の広さなので失敬失敬と言いながら先客のあいだにスペースを空けてもらう。湯に浸かると、これがまた極楽! この日の丹波山は気温が8度。そこにもってきて湯温は42度。またまた動けなくなってしまうのであった。ああああ〜。

 温泉のリラックスさは格別だ。暖かい湯に浸かるだけではないのだ。それだったらいつも通っている区民プールにも温水のジャグジーがあって、一泳ぎしたあとはみんなそこで気持ち良さそうに目を細める。実際気持ちはいい。でもどこか閉じている。世間話をしても、開放的とまではいかない。そこが温泉とは違うのですねえ。それは温泉水と塩素入り水道水という違いもあるけど、やっぱり完全な裸の付き合いかどうかだと思う。フルチンになれば、誰でもゆったりするもんです。
 帰り道には食堂に寄って鮎の干物と蕎麦を食べた。その後もずっと温泉でのいい気分が続いていて、満ち足りたまま都内まで帰ってくることが出来た。今回は日帰りで、雨の中で、しかも殆ど行って帰ってという短い旅。それでも充分楽しかった。こんなに温泉がいいものだという再発見もありました。アディオス・アミーゴ!

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